先日、東京タワー近くのホテル内で催された、座禅と朝粥、写経体験のワークショップに参加させて頂きました。

 

 
 

講師の方のお話がとても良かったのでここにシェアさせて頂きますね✨

 

 

 

 

座禅には皆さん様々なイメージお持ちだと。

今回は2つのテーマをお話して下さいました。

 

1つ目

「座禅とは引き算である」

人間はオギャーと生まれてから、人生ある程度まで足し算なんです。

言葉を覚え、字を覚え、学問を身に付け、仕事に就き、収入を得て、地位を得て、家族を持ち、家を持ち、、、、

そうして大人になっていくといっぱい持っていることが幸せだと思うのですね。ここが人生のピーク!

ところが、どこかで何かが一つずつ失くなっていくのです。

失恋、家族との別れ、仕事から離れ、身体の美や健康を失い、物忘れ?とか、、、

その喪失感が自分は幸せでないと感じてしまうのです。そうすると、ピークからどんどん下り坂になって、不安になったり年老いていくことが怖くなったり。

でも本来私達は何も持たずに生まれてきているのです。そこで最初に得るのはオギャーと言う「息」。そして最後は何も持たずに「息」を引き取ります。

正に生きていることとは「息」をしていること。

座禅は息(呼吸)に集中します。息をしているときは、身分も地位も関係ないんです。座禅とは丸裸の自分、本来の状態に戻っていくこと。

 

2つ目

「ゆっくりする」

現代人は毎日が目まぐるしく、特に頭の中が休まることはほとんどありません。常に色々な情報の中にいるため交感神経優位の状態ですね。

本来であれば眠る頃には、副交感神経にスイッチが切り替わりゆっくりできるはずなのですが、そこがなかなか上手くいかず、お酒やお薬のお世話になる方も少なくありません。

座禅では息を吐く方に意識をおきます。ゆっくり息を吐くことで副交感神経が優位になるのです。なので眠たくなる方もいらっしゃると思います。もし、いつも座禅で眠たくなる、居眠りしてしまう方は睡眠不足もあるかもしれません。

バリバリの仕事人間はいつ脳内麻薬(アドレナリンとか、、)が出てるため、自分が元気だと思いがちですが、実は交感神経優位のためちゃんと眠れてない場合があります。座禅でゆっくりして、ぐっすり眠れるようになる方います。

 

 

 

講義の後は座禅体験

「調身、調息、調心」

調えると書いて「ととのえる」

身体を調え、息を調えると心が調います。

 

 

 

 

作法に則った朝粥を頂き、最後は写経。

都心の真ん中でも静けさとゆっくりとした時空を味わう贅沢な体験でした💚

 

座禅とヨガの瞑想はほとんど同じ解釈だと思いますが、ふだんお伝えする立場にいるのでとても勉強になりました。

また参加させて頂きたいです!ありがとうございました🙏

 

暦の上では今日が立秋🌾

空には秋の気配が感じられる日も。

とは言えまだまだ暑さ続きますのでしっかり休息とりながら夏を楽しみましょうね🍉